今、「ドレミのうた」にハマってます。ふと思い立って、この曲のピアノ・アレンジをパソコンに打ち込んでみたのですが、妙に面白い。陽気でポジティブ?な曲調もさることながら、楽曲の構成感が面白いのだと気付きました。

1番、2番と繰り返されたあと、ドレミファソラシドの音階を上下になぞってから、ドミミ、ミソソ、レファファ、ラシシ〜の展開に入り、3番を歌ってから最後に大団円!というあの構成です。(サウンド・オブ・ミュージックの挿入歌では、更に序奏(バース)がついています)



これって何となくソナタ形式っぽいよな〜っと。もちろん調性は一定なのであくまでも「っぽい」だけなんですが。

1番の部分が提示部(そう考えば、前半、後半で二つの主題?)、それを繰り返すのが2番、音階を上下になぞる移行部に続いて、主題モチーフが対位法的に織り成す展開部、3番が再現部で、+コーダ。

「ドレミのうた」は、ドレミファソラシドという長旋法(モード)の主題歌(*)とも言えるけど、それをこんな構成で仕組まれてはもうお手上げです。作曲者は、ミュージカルの大家、リチャード・ロジャース。さすがにプロの仕事ですね〜。

*)この歌のコンセプトは短調(短旋法〜つまり「ドレミ♭のうた」)でも成立するなと思ったので、そういう動画を調べたらアリマシタ!。興味のある人は検索してみて下さい。

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